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おばけのはなし(5)

もう8月も終わりですね…。(^^)


あー、暑いの苦手な私が気持ちよく毎日を送れる大好きな秋がきますっ!


今夜は、いつまでも居座ろうとする残暑にお引き取り頂くために


この夏最後のおばけのはなし……。


思い出しても鳥肌が立つあの夜のことを書こうと思います。


本当に恐かったし、二度と同じ目に合いたくありません。


何度か一人旅をしましたが、あれが最後です。


もう、ぜったいに1人で旅行なんてしません。


そんな決意をさせた出来事です。


本当に恐いです。この話は。そして、ちょっと長いです。


では、どうぞ………。



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私がまだ独身OLだった頃。


お盆休みを使って九州に一泊二日の1人買い物旅行を計画しました★


福岡の天神でなんかいろいろ買い物をしようと思ったのです。


しかし、お盆休み直前で思い立ったため、なかなかいい宿が取れず、


宿さがしに苦戦しておりました。


そんな時、たまたまネットで見つけたとある立地の便利なホテル・・・。


シングルがお盆まっただ中で5000円台。


そのあたりの他のホテルは軒並み7000円台だったのに。


私は愚かにも安さに釣られてソッコー申し込みました。


このときに、「何かおかしいぞ」と気づいていれば、


あんな恐ろしい目に合わずにすんだのかもしれません・・・。


--------------------------------


九州に到着した私は、チェックインの時間まで買い物をして、


午後3時過ぎ、予約したホテルへと向かいました。


チェックインして荷物を置いてから、また買い物に出ようと思ったのです。


ロビーにて鍵をもらい、私は今夜宿泊する部屋へ到着したのです。


「なに、この匂い・・・?」


部屋に入ると、私はまず匂いが気になりました。


焦げ臭いのです。


私は「掃除の人がここでタバコ吸ったのかなー。それにしても焦げ臭い!」


憤慨したのを覚えています。


それから、ひどく寒いのです。


冷房効きすぎじゃない?そう思って、エアコンを切ろうとしたのですが、


電源は切れています。


ああ、そうか、ホテル全体が冷房で冷えてるのね、だからこんなに


暑い日なのに鳥肌がたってるんだ・・・・・。


私は何かうすうす嫌な予感を感じながらも、


まあ、大丈夫。いまさら帰れないし。安いし。



そう思って私は再び街に出て買い物をし、


コンビニでちょっとしたご飯を買ってホテルに戻りました。


その夜は、当時、飲みなれていなかった日本酒を一瓶買ったのを覚えています。


自覚はなかったのですが、やっぱり本能でどこか恐がっていたのかも知れません。


今夜は酔っ払って眠ってしまおう、そう思ったのです。


そんなわけで、私は夜8時には風呂とご飯を済ませ、なんと10時にはベッドに入ったのです。


エアコン切って日本酒飲んだのにまだ寒いなあ・・・、焦げ臭いなあ・・・。


そう思いながら、眠ったのです。


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何時間眠ったのでしょうか・・・。


不意に、ゆっくりと部屋のドアが開閉する音で目が覚めました。


誰・・・?


ホテルの人・・・?


なんで、オートロックのドアが開くの・・・?


それに、この寒さはなに・・・??



そう、寒いのです。


エアコンを切っているのに。夏真っ盛りなのに。


冬の朝みたいな寒さです。


腕や足、いえ、もう頭皮まで

鳥肌びんびんに立っています。



体中の皮膚が・・・びりびりする・・・!


私は、時計を見ました。午前5時37分。


いったい、何が起きているの・・・。


すると、



シャーーーーーー・・・・



誰か、部屋のシャワーを浴びてる・・・!?



誰なの・・・・・・!!




私が飛び起きようとした瞬間。


シャワールームのドアが開き、誰かが出てきました。


と、同時に全身の毛穴のビリビリが最高潮に達し、私は目を閉じました。



そして金縛り。


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私は目を閉じているのですが、部屋の様子が脳裏に映りこんで見えていました。


シャワールームから出てきたのは、男性でした。


生きてる人じゃないみたい・・・。


私は恐怖を感じながら、意外にも冷静に彼を観察しました。


少し細身で背の高さは普通、でしょうか。うーん、佇まいは30代っぽい・・・?


しかも彼は、本当に生きている人と同じように、絨毯の上をパサパサと


足音をさせて私に近付いてきました。


一瞬、生きてる変質者じゃなくて良かった・・・などと思いましたが、


やっぱり全然良くない!!!と思い直し、


一生懸命念仏を唱えようとしたのですが、


舌の先まで痺れるような金縛りで、口が動かないのです。


彼は、私の枕元まで来ると、その身をかがめてなんと・・・



横たわる私の左頬に軽いキスをしたのです。


びっくりしました。


いえ、驚いたのは、行為そのものではなく、唇が温かかったからなんです。


幽霊って、体温なんてないんだと思っていました。


だけど、普通に恋人にされるのと同じ感触の温かさ。


私が「恐いけど・・・この幽霊、一体、なんなの・・・?」


と、ビクビクしながら固まっていると、


彼は私の足元のほうのベッドに腰を下ろしました。


ギシッと音を立てて沈むベッド。


こちらからは彼の背中、斜めに俯いたうなじが見えました。


そして、彼は手をスッと上げて・・・


私の足に触れようとしてきたのです。



ヤバイ!!


私は金縛りになっていることも忘れ、夢中で足をばたつかせました。


ドカッ!


足が動いた!!


裸の人間の背中(肩甲骨と背骨のあたり)を蹴りつけた手ごたえがありました。


それと同時に、彼はまるで濃い霧が一気に晴れるように、液体が飛び散るかのように、


消えてしまったのです。


き…消えた・・・・・・・。


目を開けて時計をチラッと見ると5時46分。


なんだったの、この9分間・・・・・・・・・。


私は恐怖と脱力感でしばらく動けませんでした。


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そして、ようやく6時過ぎ、部屋に朝日が溢れ始めてから起き上がりました。


「始発の新幹線で帰ろう。帰りたい・・・。」


そう思い、私は顔を洗おうとシャワールームに入ろうとドアを開けると・・・


ブワッと感じる温かい湯気・・・・・・。


私が昨夜お風呂に入ったのは昨夜の7時過ぎだったのに。


やっぱり、さっきの人が使ったんだ・・・、

熱いシャワーを。



私はあらためて恐怖にかられ、


顔も洗わず、荷造りもそこそこに、部屋から飛び出し、エレベーターに乗り込み、


チェックカウンターのあるロビーへ、誰か生きてる人がぜったいにいるだろう場所へ、


ダッシュで向かいました。


洗っていない顔、ボサボサの髪、パジャマ姿で整理してない荷物を抱えた私は


ロビーにいた人たちからは災害時の非難民のように見えたと思います。


だけど、構っていられなかったのです。恐すぎて。


私は、すばやくロビーの奥にあるトイレで身支度をすると、チェックアウトを済ませ、


逃げるように、いや、実際、ホテルから逃げ出しました。


すぐに母親に電話して事情を話すと、「とりあえず、すぐ帰って来い」との事。


7時過ぎの新幹線で帰宅した私は、ホッとしたのと、霊現象遭遇時によくなる


体調不良から、盆休み中、ずっと熱を出して寝込みました。


後日、九州の方にその話をすると、「どこのホテルか」と聞かれ、


ホテル名を出すと、「かなり前に火事があってリニューアルしたとこかも」と言われました。


その火事で死者も出たはずだ、と・・・・・・。


じゃあ、あの焦げ臭い匂いは・・・・・・

あの男性は・・・・・・・・・・。



その火事を調べようとしたのですが、ネットでそういう記事は出ていませんでした。


だけど、かなり昔の事故であり、事故後にリニューアル&ホテル名称も変えたようなので、


すでに風化している火災事故なのかもしれません。


--------------------------------


あれから、一人旅はしなくなりました。


恐かった・・・・・・。ひたすら恐かった・・・・・・。(泣)


あのホテルは、いまでも営業しています。


気をつけて下さい。


福岡天神にあるホテルです・・・・・・。


さて、まだまだネタはあるのですが、それはまた来年にしましょう。


少しでも納涼できたでしょうか?


あと少し、夏を乗り切りましょう。(^^)
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No title

天神のホテル!?Σ(||゚Д゚)ヒィィィィどこだろ?聞いた事ないっす。
実体のあるユウレイさんもいるんだ・・・。

キョロさんがその人の恋人に似てたのか?
んで、その人は自分が亡くなってることに気付いてなくて
シャワー浴びたりそばに来て触ったりしたんでしょうか?
なんにしても大変でしたね(^-^;)
お陰で涼しくなりました。

あーそういえば、私は最近、人が一瞬で消えちゃう体験をよくするんです。
例えばですね、バス停に男の人がいるなーと認識したあと、一瞬他の方を見て
もう一度そのバス停を見ると男の人がきれいさっぱりいないんですわ。
こんな事がよくあります(´・∀・`)

これも霊体験ですかね?

九州のホテルの名前は・・・

はなさん

ホテル エ●●スです……。「福岡天神 ホテル 女性優先」ワードでググると何番目かに出てきまっす!!
もうぜったいにここには泊らないっすよ~~!(>_<)
すごくリアルに人間みたいな幽霊さんで、私もびっくりしました。いろんな意味で。(笑)
マジで出ますので気を付けてください、このホテル…。

もう5年も前の事ですが、いまだにサブイボできます、思い出すと。
そうですね、ひょっとしたらその幽霊さんの恋人にでも間違われたのやもしれませぬ。
よく見ろよ!全然違うって!って感じですよね。(笑)
でもシャワーを浴びたりするなんて、けっこー綺麗好きさんですね★
ほんと、人間みたいな幽霊でした。

おお!おっちゃん神隠し現象ですな!!(笑)もしやどこかに一瞬でテレポートしてるのやも。
でも、ひょっとしたら、一瞬だけそこにいないはずの人が見えているのかもしれませんね。世の中、やっぱ不思議がいっぱいっす。(^_^)
プロフィール

キョロ37

Author:キョロ37
アラフォーの二児の母。広島在住。
育児絵日記や、オカメインコ、エネルギーワークなど。

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