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おばけのはなし(1)

あなたは幽霊がいると思いますか?


夏真っ盛りの暑さを少しでも和らげようと、夏限定企画の私が実際体験したプチ恐怖話をしていこうかと★


ま、そんな怖くないですよ♪最初だし。



<ケース1 爪あと>



もう10年以上前の事です。


高校生だった私は、ある晩、父の書棚で変な本を見つけました。


Hな本じゃありませんよ。(笑)


訂そうが剥がれ、古びた小さな文庫本で、タイトルはもう覚えていませんが、


昔の「狐つき」だの「犬神」だのを調査した本だったようで、当時でさえひどく古い本だと思ったのだから、


一体、発行された日はいつだったのでしょうか。


私はその本を興味本位で取り出し、自室に持ち帰りました。


そして、寝入りばなにベッドでその本を見てみると、いたる所に赤えんぴつでメモが書き込まれ、


傍線が引かれており
、父はずいぶん熱心にこの本を読んでいたのだな、と思いました。


本の内容は、上述したように、日本に伝わる憑きモノ系のさまざまな調査報告と著者なりの考えが書かれていました。


詳しく書きませんが、飼い犬を犬神にする方法などがまことしやかに書かれており、


子どもながら「こんな残酷なことしたら、犬神どうこうより動物愛護団体が黙ってないよ」なんて笑い、


その本をソファに投げて眠りました。







そして、その夜――――・・・。







私は、なにか嫌な気配を感じ、ふと目を覚ましました。


なんだろう・・・。


何か、いる・・・・・・。



次の瞬間、



仰向けに寝転んでいる私の胴体に何か『黒いもの』が飛びつくかのように圧し掛かってきました。


う・・・・・・!!


お、重い・・・・・・!!


身動きが出来ない・・・・・・!!!



金縛りにもなっているようでした。


息・・・できない・・・・・・!!!


あまりの重さに息が出来ず、私はパニックになりかけました。


私は目をつぶって一生懸命、「南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・」と唱えたのですが・・・、


効き目なし!!!


しかも、上に乗っていた『黒いもの』はパジャマ越しに私の胸をゆっくり力を込めて引き裂き始めたのです。


大きな、3本のとがった指のような、爪のようなものが、私の胸をガリリリ・・・・と引っかきます。



あいたたたたた!!!(怒)


めっちゃ痛いんですけど!!!!!(激怒)




息ができず、苦しい中爪でひっかかれ、恐怖より、怒りがいっぱいでした。


殺すぞ!!と思いながら、


私は今度は九字(臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前・(行))を唱えました。


1度目を唱え終わると、爪がバッと離れ、


2度目を唱え終わって、思いきり体をねじると、

『黒いもの』は消え、金縛りも息苦しさも押しつぶされそうな重みも、なくなりました。






ぶっはーーーーーーーーーー・・・・・・。(ため息)



・・・・いなくなった・・・・・。






電気をつけ、パジャマを脱いで胸元を見ると、細く赤い筋のような跡が3本ついていました。



・・・・・・あの、本のせい・・・・・・?




そう思いながら、朝まで起きていました。







翌日、父にその本を見せて話をすると、「これは、父さんの本ではない」とのことで、


自分は借りてもいないし、父の妹の知人が置いていったかなにかで、なぜか書棚に紛れ込んでしまった本らしいと、


なんだかよくわからない事をゴニャゴニャと言った後、「変な本を読むな」と父に没収されてしまいました。



あれは、なにかの偶然だったのでしょうか。



私は、本の中に閉じ込められていた何かがいたんじゃないか、そう思っています。
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キョロ37

Author:キョロ37
アラフォーの二児の母。広島在住。
育児絵日記や、オカメインコ、エネルギーワークなど。

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